バンタヤン島で暮らす~驚くべき母性本能

バンタヤン島で暮らしている犬や猫たちは全く自由、きまま。
我が住宅に住む(野良)犬たち、隣近所で残飯をやるのでどの家の軒先に入り込み
子供を生み育てています。
 ついこの間、隣の家で7匹も出産した白と茶色のぶち、
いつの間にか、わがやの裏庭に住み着きました。
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この仔犬(おんなのこ)なんとなく目が合って可愛いので、
海散歩へつれていくことにしました。
写真のときよりも一回り大きくなっているので、
歩いて10分の距離かなり重たく感じます
もちろん母犬もいっしょ不安そうについてきています。
そして初めての海デビュー
ところが海水をかぶるやいなや。ぶるぶるふるえてちぢこまっていました。

 母犬のぶちはぺろぺろなめてやっていましたが、そのうち大きな口をあけて
ちび犬の胴体にかぶりついています。わたしは、そのままうみへはいってぽかーっと
いつものように海中瞑想。
そう時間にして2,3分。
はっと海岸を見回すといぬたちのすがたがみえません。
それまでに、ついた時点でたくさんの雄犬たちがやってきていました。
そこでも驚いたのですが、どの犬もちび犬が近づいても、
においを嗅ぐか逆に逃げてしまう行動をします。どの犬も、仔犬にはやさしいのです。

なので、まさかあの雄犬軍団に食われたっていうことはないし。
あたりを探して、遠く帰り道のほうもすかしてみてもいっこうに姿は見えません
しまったな、迷子になったか、誰かに拾われたかもしれないなっと、つれてきた事を
後悔しながら帰途につきました。
 そして・・・なんと我がROSKAの住宅に、もどってるではありませんか。
えーー!ものの2,3分であの距離をくわえて帰ったのか!!すごいなーおいぶち!!
母の力というか母性本能というか思わず、脱帽しました。
ちなみに最後の写真は仔犬たちのおばさんに当たります。
自分は産んでいないのに仔犬たちがおっぱいを吸うのでひりひり赤くなっているのに
ごろっと横になって仔犬のおもいにまかせています。
もともと野生の犬や狼も母親だけでなく叔母さんたちでたくさんの子供をそだてているんでしょうね。日本でペットして飼われている犬たちを見ていると想像もつかない野性の姿がみられます。

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