2代目野良犬チャーちゃん


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 バンタヤン島で暮らす~Roskaの住宅に住み着いていた野良犬のチャーちゃんは3年前にRoskaに引っ越していた時からの付き合い。夜遅く帰ってもしっぽを振って出迎えてくれた。友人は私の奥さんとよんでいるほどだった。


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チャーちゃんが交通事故にあったのは先月。

バンタヤン島の犬たちはのんびりしていて車が来てもねそべったりしているから。
トラックが走り去った後ギャーン!と甲高い鳴き声で
飛び出してみるとチャーちゃんがうずくまっている、かとおもいきや、キャンキャンキャーンと駆け出し草原の奥へと走っていった。それっきり姿を見せない。可哀そうに何処かでこと切れてしまったのだろう。

 

 残されたのが娘犬 いつも母親と行動を共にしていたまだ生まれて半年ぐらいの雌犬である。この犬ちょっと問題ありで、それまでにも、ごみの袋をかじっては庭に運んできていたが今度は紙おむつまで運んできてボロボロにしている、これはたまらんということで、もう、この迷惑犬をおいだそうと決めた。

毎日顔を見せたら追い払っていた。


そして、今回も庭に入ってきていたので追い出そうとすると、いつもは慌てて逃げだすのに、なんだか今日は元気がない。
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へたり込んで、動けないでいる。水を掬ってやった私の手をちからなくちからなく匂うだけ。もうだめか。
そうか、この間私のところから追い出された娘犬は隣に引っ越してきたイタリア人に可愛がられていたが彼らも国へ帰えってしまい。空き家になった軒先で昼間は過ごし夜になるとまた、私の庭へ入ってきていた。

 おまけに、先日この犬もバイクにはねられて、びっこをひいていたのである。

なんか全部が思い出されチャーちゃんの娘犬。びっこを引いて、餌にもありつけず、弱りきってとうとうここで死んでしまうのかなと思うと急に可哀そうになり、
(よし、お前の面倒見てやるから、今日からお前は2代目チャーちゃん。安心して、ここに住んでもいいんだよ)
 次の日元気がもどったようで、いつも追い払われているので、逃げ腰の様子だったが、

なんだか今日は違うぞって、しっぽを振り振り近寄ってきた。


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手始めに体をきれいにしてやること。無数の

ダニがこびりついているのをピンセットでつまみ出した。

そして飼い犬の印のリボン名前入りを首に巻いてやった
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スッキリきれいになった

リラックスし過ぎ!


食べ物では「まて」と「おすわり」を教えた。

部屋内ではNO 立ち入り禁止

でも、甘えてすぐ敷居をまたぐ!NO GO GO-!


犬を飼い始めてなんだか心が楽しくなってきた。夜遅く帰っても私を待っていてくれる。私も待っているワン公のために残飯をもらってくる。

不思議な気持ち

誰かが待っていてくれるだけでうれしくなるのが

人間というものか。