あおり運転殺人事件におもう

 バンタヤン島で暮らす~日本へ一時帰国していて日本の社会がみえてくる


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高速道路上であおり運転し挙句の果てに夫婦を死に至らしめた。全く弁解の余地がない厳罰を犯人にのぞむのは当然である。でもその元の原因がパーキングエリアでの睨み合い、暴言らしい。


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もしこれがフィリピンであったらどうだろう。物騒といわれるフィリピン社会で起こりえるだろうか。ましてや、ことバンタヤン島であったなら恐らく起こりえない事件。
なぜならここに住む人々は常に笑顔を絶やさずよそ者には親愛の情を示す言葉をかけてくれる。



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実際私も狭い道で出合い頭にぶつかりそうになった時が何度もある。(車は右側通行なのでしょっちゅう間違える)こちらが明らかに間違っていても、相手はかならずニッコリ笑顔をみせてくれる。自分が日本人だから?いやフィリピン人同士初対面でも必ず言葉をかけ他愛のないお喋りが始まる。


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現代の日本は、車社会のことだけではなく道を歩いていても寒々とした寂寥感に包まれる。それは、住居のある地域社会でさえ道行く人とすれ違っても、絶対に目をそらし無関心さを装う。相手との距離最低3mはあけて目は遠いところを見つめ相手を無視してすれちがう。
もしそうしなければ相手を不審におもい、なおも話しかけていったら、あーこの人は変人、危険人物としてみなされる。いや、大げさではない。
対子供・女学生に対してならなおさら、警察沙汰になる。

いつから日本は、こんなよそよそしい社会になってしまったんだろう。


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 バンタヤン島で暮らし、見ず知らずの相手から投げかけられる思いをいっぱい体に感じて幸せの余韻につつまれる。


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